ゆったり・湯めまちウォーク(桜ヶ洞石丁場・スコリアトンネルをめぐる)
日差しが少ないから、日焼けの心配もないウォーキング日和!
見どころ満載の健脚向き10Kmコースに、伊東温泉おもてな師マイスターのKさんを誘って参加しました。
集合場所が朝市の会場だったので、ぐるっと一周。
飲食ができるスペースもあったので、今度行ってみよう!
スタートは9:00。ここは朝市会場なので、場所を移動しています。
今日は3班の緑チームで歩きます。
案内人さんから注意事項などの説明のあと、みんなで準備体操をしました。
ウォーキング前の準備体操は、ケガの防止にもなるので必ず行なっています。
3班の案内人さんは、Iさんと研修生のTさんです。準備が整ったところで、いざ出発!!
早速上り坂。はい、単線です^^;
湯川にある龍神社に到着。
祭神 海津見命 吾妻大神
江戸期の記録から、この場所は「吾妻の森」とされています。
日本武尊(やまとたけるのみこと)のお妃である弟橘姫(おとたちばなひめ)が祀られています。
荒れ狂う海で航行が困難な状態の船に同船していた弟橘姫は、海を鎮める為に我が身を投じて海神に祈りました。
その時につけていたこうがいがこの浜に流れ着き、漁師に拾われこの龍宮社に奉祀したと伝承されています。
心が打たれますね。
花や景色を眺めながら・・・足取りも軽く歩いています。
ここから伊東の花火を観たら、さぞかしキレイでしょうね♪
枇杷がいっぱいなっています。あれっ、Kさんはすでにヘタリ気味!?
途中、植物についても学べます。桑の実は甘くて美味しかった~。
植物を使って、天気予報の占い方も教えてもらいました。
まだまだ先は長いよ~!
ここから先は私有地のため、許可がないと入れない場所です。ツアーだから行ける特権ですね。
桜ヶ洞に到着。狭い谷の中に刻印石が点在しています。
山道は、ポールを使うと安定して歩けて楽チンですよ。
苔生した石にも、刻印が確認できます。
伊東市内では貴重な角石。石が並ぶこの場所には、石引道があったのではないかと推測されています。
サルノコシカケ?作り物みたいでした。
小川も流れていて、森林浴をするには打って付けの場所ですね。
桜ヶ彫を後にして、再び住宅地を歩きます。
この石段を登り、湯川神社に到着。
祭神 武甕槌命(たけみかづちのみこと) (相殿)菅原道真
社殿 本殿神明造・拝殿切妻屋根平入
湯川神社は俗称・愛称で「鹿島神社」となっています。
運良く、神輿を見ることができました。
鳥居横にある鬼瓦は、拝殿御造営の際に取り付けられ100年余、日々の暮らしを見守ってきましたが
平成16年の台風により天神の森が大きな被害に受け、拝殿大屋根が全面改修された時に
取り外されたものと記されています。自然の猛威は恐ろしいですね。
この坂道を登り、伊東公園に到着。
小高い丘の上には、木下杢太郎(本名:太田正雄)の詩碑があります。
設計は谷口吉郎氏。大谷石の畳敷きの上に5面と3面の御影石でつくった屏風があり、5面屏風には
むかしの仲間の詩が杢太郎の筆跡で刻まれ、3面屏風には、百花譜の牡丹が花が描かれています。
屏風の前にある花立ての下には、終生愛用していた聴診器と万年筆が埋め込まれています。
ここで待ちに待ったランチタイムです。
「赤飯おにぎり弁当」と「鯛どんたく弁当」は、いずれも祇園さんのお弁当です。
伊東のお弁当といえば「祇園」。今日も美味しくいただきました。
休憩が終わり、今度は町中散策です。
町中とはいえ侮ってはいけません。そうです、この先には心臓破りの階段が待っているんです。
この階段は160段以上あり、登れど登れど先が見えず。みなさんしばし無言でした。
松原八幡神社に到着。
祭神 誉田別尊(ほむだ わけのみこと) (応神天皇)
火災による焼失で、社殿は昭和40年に完成した総鉄筋コンクリート造りになっています。
案内人さんの解説が丁寧で、しかも面白いんです。
神社の例大祭は10月に行われ、松原と湯川の境目で迫力ある神輿同士のぶつかり合いを
見ることができます。
公園を通り抜け、次なる場所へ移動します。
ハイキングコースの立て看板がありました。でも、結構獣道だったりします。
ここは猪山橋。いかにも猪が出そうな場所です。
朝光寺に到着。
帝釈天・鬼子母神も祀られたお寺の七面堂には、七面大明神が祀られていて
七福神との関係は特に深いものとされているそうです。御利益ありそうなので、お願いしてきました。
その際、まず自分の名前を告げることが大切なんですよ。次に住所と願い事ですね。
この建物の垂木が四方垂木といわれるもので、非常に珍しく価値のあるものだそうです。
では、長~い階段をおります。
線路を渡ります。単線は、この先下田まで続きます。
小川布袋の湯の前を通り・・・。
大東館に到着。
このお宿には「伊東温泉おもてな師マイスター」がおりますので、最高のおもてなしが受けられますよ。
このスコリアトンネルは防空壕として機能していたもので、昭和18年ごろ熱海市網代から伊東市内に
約30箇所掘られたうちの1つで、総延長は300mあり八方に出口があると記されています。
お風呂にも入りに来なくちゃですね。
みごとな縞模様です。
今日のお土産は江戸城築城石にちなんで、一進堂さんの「御石」でした。
約15,000歩、ホントによく歩きました~。翌日は、さすがにちょっと筋肉痛になりました。
案内人会のみなさん、ありがとうございました。
このあと、熱海でのイベントも楽しみました。
そして夜は、伊豆東海バスのツアー 初夏の情緒漂う「松川湖ほたるの夕べ」に参加しました。
ほたるの飛び交う風景はまさに幻想的だったので、記録ではなく心に記憶しておきました。
朝から晩まで、充実した楽しい一日でした。