ゆったり・湯めまちウォーク(シリーズ2:伊東の名木・名花めぐり) 前編:富戸駅~門脇崎(門脇吊橋)
富戸から城ヶ崎海岸・蓮着寺を訪ねて・・・猛暑続きで、今日も暑い!
熱中症にならないように、水分をたくさん持って距離10Kmの健脚向きコースに行ってきました。
今日も大勢の方が参加していました。 行程説明のあと、みんなで準備体操。
準備体操は、しっかりと行ないます。
8グループに分かれて、富戸駅を9:00過ぎに出発しました。
永昌寺に到着。
■カラタネオガタマ
モクレン科の常緑樹:中国原産。花の時期には、バナナのような甘い香りがする。
■泰山木(タイサンボク)
モクレン科の常緑高木:北米中南部原産。ミシシッピ州の州の木とされている。
■ホウノキ
モクレン科の落葉高木。大木になる。
葉は抗菌作用があるので、食べ物を包んだり朴葉焼きなどの郷土料理にも使われる。
材は堅いので、版画材としても使われる。
■イイギリ(飯桐)
イイギリ科イイギリ属の落葉高木。雌雄異株。
昔、葉っぱでご飯を包んだことから飯桐と言われている。葉柄が長いから包み易そうですね。
葉の形がハート型だし、枝先が枝垂れて広がっているので枝ぶりも美しい木。
■ケンポナシ(玄圃梨)奥に見える木
クロウメモドキ科ケンポナシ属の落葉高木。甘酸っぱい梨のような可食果柄を付ける。
民間では二日酔いに効くと言われている。口臭やアルコール臭の抑制効果があると報告されているので
葉や樹皮を煎じてお茶のように飲んだり、抽出物はガムなどに利用されている。
■三十三観音 観世音菩薩
清富寺に到着。
■イチョウ(銀杏)
イチョウ科イチョウ属の落葉高木:中国原産。長寿であり、成長すると巨木になる。
雌雄異株で、雌株にのみ実がなる。
ジュラ紀の生き残りと言われ、シダ植物→裸子植物への進化過程証明植物の1つ。
生きた化石!根張りが凄い!
安全第一。少し歩くと海が見えてきました。
■バクチの木(毘蘭樹:ビランジュ)樹齢推定150年
バラ科サクラ属の常緑高木。一際目立つ、見事な錆色。絶えず古い樹皮がうろこ状に剥がれ落ち幹肌を顕す。
名の由来は、これを博打に負けて衣を剥がれるのにたとえたもの。
葉から「ばくち水」と呼ばれる液をとり、沈咳・沈静の薬になる。
■タブノキ(椨):今日のコースで唯一の伊東市の名木(富戸三島神社)
クスノキ科タブ属の常緑高木。奥に見える木です。
照葉樹林の代表的種のひとつで「鎮守の杜」によく大木として育っている。 また海岸近くに多い。
三島神社到着。
鳥居中央の三島神社の文字が刻まれている石は2m以上あるそうです。
参籠石(おこもりいし)
■タチバナ(橘)
ミカン科ミカン属の常緑小高木。
日本に古くから野生していた日本固有の柑橘。若い幹にはトゲがある。
宇根に到着。
ここで、大室山の溶岩流出でできた溶岩台地と産衣石の説明がありました。
その後、展望台へ移動。
美しい地形と澄んだ海。
海岸の崖・砂地に生育し厚葉には光沢があり水分の蒸発を防ぐ海浜植物。
■左:ハマナデシコ(浜撫子)ナデシコ科ナデシコ属の多年草
■右:ハマボッス(浜払子)サクラソウ科 オカトラノオ属の多年草
■左:ヒメオウギスイセン アヤメ科 モンドブレチア属
■右:ヒマワリ キク科の一年草
■ハマユウ ヒガンバナ科の多年草 咲いた姿が美しく、香りも強い夏の花。
富戸の海岸線にある築城石。遠目からでも、矢穴が1つ1つはっきりと確認できます。
土地の人は、大きなものを「元船石」と呼んでいるそうです。
違う方向から、もう一枚。漁師町のニオイがします。
富戸港に到着。
トイレあります。ダイバーさん達が入浴中。
家族連れで、磯遊びを楽しんでますね。
急な階段を登ります。
ぼら納屋を目指してます。
現在地はここ。この先、城ヶ崎ピクニカルコースです。
ピクニカルコースは、道が整備されているので歩きやすいですよ。
ボラ漁の歴史を今に伝える魚見小屋。
階段を下って、ぼら納屋に到着。
ボラは出世魚。80cm位になるそうです。ボラ漁についても解説してくださいました。
昔はたくさん捕れたので食されていたのですが、最近は数も少なくなり食べる人もあまりいないようです。
鯉のあらいのように、酢味噌で食べたら美味しいそうですよ。
次に向かうのは城ヶ崎の門脇吊橋、ここから0.7kmです。
海岸線の溶岩台地に自生している花々は、潮風にも負けることなく逞しく育っています。
■左:ノカンゾウ ユリ科ワスレグサ科の多年草
■右:スカシユリ ユリ科ユリ属の多年草
花が上向きにつくので、水を抜くために花弁の間に隙間ができてスカシになったのでは・・・。
似ているようで違うんですね。
■左:イソギク(磯菊) キク科キク属の植物の1種で多年草
城ヶ崎にはイソギクに関わる「半四郎落しの物語」があります。
■右:トベラ トベラ科トベラ属の常緑低木
枝葉は切ると悪臭がするため、魔よけの木ともされる。雌雄異株。
■左:タイトゴメ ベンケイソウ科セダム属の多年草
■右:ボタンボウフウ セリ科カワラボウフウ属の多年草 インフルエンザに効くらしい。
こずり。門脇吊橋まで0.6km。
砲台跡。レプリカを展示。威力がないため1度も使われなかったそうです。
ふたまた。門脇吊橋まで0.4km。
もずがね。霞がかかって見えないけど、空が澄んでいれば3万年~10万年前にできた
火山島が見渡せて休憩ができる場所もあります。
かどかけ。
門脇吊り橋に到着。ここで、お昼休憩になりました。
猛暑でしかも無風だったので、ソフトクリームが美味しかった。抹茶とバニラのミックス。
午後は、門脇崎から城ヶ崎海岸駅までの散策です。
後日アップしますので、お楽しみに~♪