松川さくらの小径と頼朝の恋ツアー(散策編)
桜の咲くころは天候が不安定になりがち。
少し肌寒いけど、歩くのにはちょうどいいかも。
青いかば旅行社さん主催の街歩きツアーに、サポーターとして参加してきました。
伊東ふれあいセンターに、9時15分集合。
今回のツアーは、テレビ取材が入るということで準備も進められています。
冬の間はツアーをお休みしていたので、この日を待ち望んでいた参加者のみなさん。
早速取材が始まりましたね。
姉妹みたいな二人・・・ん、親子???
違う違う、お手伝いに来てくれた女子高校生でした~。
応援にかけつけてくれた地元高校の生徒さん7名とも打合せ。
若い力、嬉しいですね。
皆さんが揃ったところで、主催者のお二人からコース説明などがありました。
その後は、恒例の一言自己紹介。
美しい女性は、静岡朝日テレビのアナウンサーさんです。
グループごとに分かれたら、散策開始。
歩き初めてすぐに出くわしたのは、花壇に使われている柱状節理。
溶岩がゆっくり冷え固まる際にできる、五角形や六角形の柱状の形をした岩です。
歩道には傾斜や障害物があるので、注意をしながらゆっくりと進みます。
西小学校前に到着。
医学者・文学者として知られる伊東出身の木下杢太郎さんが校歌を作詞したことでも有名な学校です。
校内には、歌碑があります。
ここで信号を渡ります。
この場所は、伊東祐親の娘・八重姫と逢うために、頼朝が日暮れを待ったとされるひぐらしの森・日暮神社。
満開の桜には目もくれずに、八重姫のことだけを想っていたんでしょうね。
その頃は、まだ桜の木がなかったか。
アンモナイトのような球根みつけた!
ここから松川沿いを歩きます。
室生犀星『じんなら魚』の詩碑。大正12年・34歳の時の詩。
じんなら魚は「ヤガタイサキ」。
湯けむり立つ浄の池の中で必死に泳ぐじんならに、わが身にたとえて詠んだ詩とされています。
大木は「エノキ」。
神が宿る木とされ、東海道の一里塚にはエノキが植えられたそうです。
岡橋に到着。
昭和33年9月26日。伊東市にも甚大な被害をもたらした狩野川台風。
5つの橋が架けられていたうち、この岡橋だけが流されずに残ったそうです。
満開の桜の下を、後ろのグループが通過。橋の上で合流できました。
松川には、大きな鯉がたくさん泳いでいるんですよ。
いい写真撮れてますか?
対岸にいるグループのみなさーん、楽しんでますか?
音無神社に到着。
この神社は、頼朝と八重姫が逢瀬を重ねた場所。
川の瀬音がうるさいので、頼朝が川を一喝すると音が消え静かになったことから 「音無」という名が生まれたという伝承もあります。
安産の神として信仰を集める豊玉姫が祭られていることもあり、無事安産できたお礼として拝殿の長押に穴の開いた柄杓が数多く奉納されている珍しい光景を見ることができます。
ムクノキを抱え込むスダジイ。
頼朝と八重姫が、このような樹形にさせたのかもしれませんね。
愛に包まれたロマンチックな神社です。
天然記念物タブの木もありますよ。
また境内では毎年11月10日に、天下の奇祭「尻つみ祭り」が開催されます。
動画は2011年のものです。
境内にはつきものの砂利。杖や車いすにとっては、難所なんです。
でもこのツアーには、そんな不安を解消してくれる頼もしい助っ人の皆さんがいます。
労り愛・助け愛で、健常者も障がい者もともに楽しむツアー。
みんなで協力し合えば、怖いものなんてないんです。
皆さんが集まったところで、この日結婚記念日を迎えられたIさんご夫妻にサプライズ企画。
青かばっちさんから、絵馬の贈呈。おめでとうございま~す♪
ハートの絵馬に願いを込めて奉納。
学業・安産・出世絵馬などのほか、お守りも種類豊富にありました。
何をお願いしているのかな。あれっ、禁断の恋みつけちゃった~♪
満開の桜の下で記念撮影。
ここ「通学橋」は、北里柴三郎さんが私財で架けた橋。
暴風雨などで2回流されているのですが、そのたびに架け替えられたそうです。
さり気なく肩を貸す姿を背後から。何だか盗撮してる気分・・・。
この先いで湯橋まで、石畳の松川遊歩道に咲く桜並木が続きます。
34本あるソメイヨシノは、どれも満開。
川辺に迫り出す桜に、思わずカメラを近づけたくなりますね。
石畳も段差があったり浮石があったりするので、足元に注意が必要です。
どうやら恋バナのようですね・・・会話が弾んでますよ~♪
見事な枝ぶり!歴史を感じます。
時折り舞う花吹雪。この花びらも風情があります。
灯ろうがともる夕刻には、ノスタルジックな街並みが演出されそうですね。
野鳥にも出会えます。
いで湯橋に到着。
すっかり仲良くなったお二人さん。
伊東ふれあいセンターには、足湯があります。
マリにゃんとカモメ隊長☆やっとリュックから出せました。
出番があってよかったヨット。
笑顔いっぱいで疲れなんか感じられませんが、もう少しで休憩場所ですよ~。
さぁ、みんなが揃ったところで休憩タイム。
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