福祉・ボランティア体験学習のお手伝い
宇佐美中学1年生の「福祉・ボランティア体験学習」が、2日間行われました。
11/6は、東海館みがき隊と一緒に東海館のお掃除体験。
みんなで磨き上げたので、この日はピッカピカになりました。
お掃除終了後には、案内人さんが館内をガイドしていました。
11/15は、「東浦路を歩きながらのゴミ拾い活動」に参加させていただきました。
網代駅が、スタート地点です。
朝礼後「まちこん伊東」の皆さんと一緒に、全員で準備体操をしました。
さぁ出発!4班に分かれて歩きます。
宇佐美湾を見下ろす高台で、解説を聞きました。そして、伊豆古道東浦路へと進みます。
水分補給もかかざすに。これからまだまだ先は長いよ~みんな頑張ろう!
澄み切った空に映える海、房総半島まで確認することができました。
写真ではわかりづらいのですが、この先には富士山もくっきり見えました。
まちこん伊東の植物博士から、いろいろな説明を聞いている生徒さん達。
法界萬霊塔:村に悪霊や災難が入らないように、村境や峠に建てられた碑で
文化13年(1816年)と記され、矢穴の跡があります。
伊東市内には3ヶ所あり、最も大きいものとなります。
峠の馬頭観音:寛政9年(1797年)に建てたもので、台座に「村内安全」と刻まれています。
200年以上も前から、通行人を見続けてきているんですね。
吉田松陰先生腰掛けの平石:腰掛けて休むのに、ちょうどいい大きさの平石。
この平石には、いくつかの文字が刻まれています。
幕末、下田へ急ぐ途中松陰先生も、この平石で一休みされたのかもしれませんね。
杉・椎・楠、三種類の木が一本になった珍しい「一根三種和合の木」。
楠は残念ながら、平成16年の台風で根元から折れてしまったようです。
またユーカリが山一帯に植えられている「ユーカリの林」。ここにコアラがいたらいいのに・・・。
台風の影響でしょうか?倒木も数多く見られました。
刻印石:山側の面には、何かの印が刻まれているのが確認できます。
江戸城築城石の一つかもしれませんね。
朝善寺への石の道標:ここから山田へ下ると、日蓮宗の「日朝さん」(妙秀山朝善寺)に
つながっているそうです。
私たちは、このまま東浦路を下ります。
ゴミを拾いながら歩いているので、みんなビニール袋がゴミでいっぱいです。
比波預天神社:千年以上前から続いている神社。
ご祭神は「加理波夜須多祁比波預命(カリハヤスタケヒハヨノミコト)」で
この命をお祀りする神社は、日本でただ一つだそうです。
神社を後にして、宇佐美留田海浜公園へ向かいます。
どこまでも続く空と海。ここで、待ちに待ったランチタイムです。
ランチの後は、しばし休憩。
これはほんの一部ですが、いろんなゴミが落ちていました。
行蓮寺:お寺の境内入ってすぐ左側に元禄地震津波供養塔があります。
これは、元禄地震津波から60年経過後の供養塔です。
地震発生直後に津波が来襲し、多 くの犠牲者が出たことが記されています。
今では珍しい、火の見櫓。海岸には、ドクターヘリポートがありました。
再び海岸へと戻り、ゴミ拾いが始まりました。
何気なく捨てられているゴミを生徒さん一人一人が拾い集め、数時間でこんなに回収できました。
「ま、いっか」とポイ捨てされるゴミが、このように街を汚しています。
誰もがポイ捨てしなくなれば、街が汚れず掃除する必要がなくなりますよね。
みんなのマナーがいいから、「掃除の必要がない=掃除をしない街 伊東」を創りあげていくには
どうすべきか考えたくなりました。
生徒さん達と一緒に行動をして、学ぶことも多々ありました。
このような取り組みに、積極的に参加したいと思う一日でした。
皆さん、お疲れ様でした。