『井上重生展 秋』 と 「本と音楽の店 つぐみ」
芸術の秋は、絵画鑑賞\(^o^)/
りんがふらんかギャラリーで、『井上重生展 秋』が開催されています。
井上重生について
祖父、井上重生は生涯を通じて伊豆を愛し、セザンヌと中川一政先生を尊敬し、言葉 で多くを主張することはありませんでしたが、自分の信じた道を貫き通しました。
大学在学中から中川先生を中心とする会に入れて頂き絵を学び、教職につきながら、 画業を貫き、春陽会を通じて多くの画家友人を持ち、グループを結成し、お互いを高め あい、倒れる間際まで絵筆を離すことはありませんでした。
1943 年に伊東高女に転任すると同時に宇佐美に住み、1958 年の狩野川台風で家が流 されるまで宇佐美、伊東の絵を沢山描いたと思いますが、残念ながら台風でほとんど流 されてしまったのか、台風以前の絵はあまり残っていません。
災害の後、中川先生の真鶴の家に 9 年間も住まわせてもらい、先生が真鶴にいらっし ゃると、画架を担いで楽しそうに連れ立って福浦の港に降りて行くのを、私は幼いなが ら羨ましく見ていました。
1967 年に多賀に居を構え、私たち家族と 20 年間同居しながら、毎日のように写生に 出かけ、それ以外の時間はアトリエに籠り、絵筆一筋の人生を送りました。
(孫 稲葉 尚子 記)
-りんがふらんか 城ヶ崎文化館Facebookページより引用-
風景画や静物画の作品が、20点余り展示されていました。
伊豆の風景やくだもの・花などを題材にして描かれた作品は、複雑な色あいで表現されていて温かみのあるものでした。
「伊東の海」
秋の味覚が描かれた「静物」
インパクトのある埴輪の絵もありました。
静物(桃とブドウ)
1987年 横浜春陽会34回展
遺作展20点の内の1点
ずーっと眺めていたいと思う作品と出合えたら、購入することもできます。
画集も素敵でした。
30年ぶりとなる作品展。
カフェが併設されているので、優雅な時間を過ごせます。
是非、お出かけください(^^)/
『井上重生展 秋』
城ヶ崎文化資料館内 りんがふらんかギャラリー
10月14日(木)から10月31日(日)まで
10:00 – 16:00
月曜、火曜定休
※入館無料
館内に期間限定でオープンした
小さな古本・レコード屋
「本と音楽の店 つぐみ」さん
11月3日(水) 文化の日には『伊豆de古本市』が開催されます。
りんがふらんかも会場のひとつとなり、ただ今出店者募集中です。