ゆったり・湯めまちウォーク(川奈~伊豆高原 シリーズ3)
昨日まで数日間続いた強風が嘘のように、朝起きると全くの無風でしかも快晴。
絶好のウォーキング日和で、川奈駅を9:00にスタートしました。
今日のコースは、全行程約10km。ボーイスカウト達も参加しています。
しばらく歩くと、約1万5000年前に小室山の噴火でできた地形を見ることができます。
しいの木。実は生でも食べられるそうですが、かじる勇気はなかった・・・。
見返り富士がくっきり見えます。宝永火口も確認できます。
あちらこちらに、さざんかが咲いています。
四国より西に多い植物ですが、伊豆半島では多く見られます。気候が合っているんですね。
馬頭観音。
丸塚公園近くにある法界萬霊塔。
丸塚公園到着。 この辺りは小室山噴火の際にできた、せきとめ湖でした。
ジンジ山遺跡。縄文時代の遺跡が見つかった場所です。
火山が作った地形には「丸」という漢字が使われるという、豆知識も教えてもらえました。
この木何の木気になる木は、クスノキ。葉柄が長く、葉っぱ同士が風でこすれ合う音が
パルス音となり、アルファ波が出てリラックスできるそうです。
また樟脳を抽出し輸出したり、爆弾・セルロイドの原料としても使われていたそうです。
広くてキレイな公園です。
公園内には、車椅子用のトイレもあります。
R135沿い、吉田のセブン-イレブン前の交差点にある伝馬町道祖神。
奥にあるのは、エノキ。ミシャクジ信仰で、唯一神が降りる木であるとされており
切るとたたりがあるとされ、巨木で目印となることから、道祖神とセットで植えられていたそうです。
けやきは土のアンカーとして、このような状態でしっかり頑張っています。
国道から少ししか入っていないのに、この道は1人で歩くには危険すぎますね。
キラキラとダイヤモンドのように光り輝く霜柱。
このような地層の積み重ねも、見ることができます。
空中の湿度が高いところに、アオキの群落が生息します。
日差しが降り注いできました。
サワラは抗酸化作用もあるので、お寿司の敷葉として使われています。ヒバと香りが似ています。
道々には、結構ゴミが散乱していました。どうにかならないのかなぁ~。
山道を抜けて、R135に出ました。ここは、梅の木平の交差点。大室山が見えます。
国道を少し歩き脇道に入ると、竹の子村があります。
ユーカリ(タスマニアブルーガム)は、山火事にも強く成長も早いので、パルプ材として使われていました。
この種は、コアラが好むユーカリではありません。
ユーカリはいろいろな種類があり、レモンの香料にはレモンユーカリが使われます。
ユーカリにはアレロパシーがあり、空中の細菌を殺す効果があります。
また、他の植物を受け入れない習性があるそうです。
香りが強いので好みが別れますが、お風呂に入れると新陳代謝が良くなるとか。
さて、ここで問題!葉は「カマ」の形をしています。どうしてでしょう???
伊豆ホースカントリーの前を通過しました。
この辺りも、ゴミがいっぱい。もう、誰が捨てるんだろう >_<
R135が、見えてきました。正面は、旅の駅ぐらんぱるぽーとです。
神祇大社で、ランチタイム。
伊豆高原駅で買った、おいなりさんとしろ(つぶ)大福。
境内にあるにおい桜は、満開でした。
午後から巡った、法華塚。日蓮上人が、法華経を埋経されたそうです。
かぶき門もあり、道行く人々が小石を投げ積み上げられてできた塚があり苔が生えています。
街のシンボル「大室山」は、ここからも眺められます。
空気が澄んでいて雲もないので、天城山の眺めも最高です。
ブドウの房のような花がたくさん咲く落葉の低木キブシは、杖としても利用されます。
備長炭の原料として利用されるウバメガシ。
この先は、伊豆高原桜並木です。
伊豆七島がくっきりと見えます。この先が一本松跡です。
延命地蔵。4体あるうち一番右のおばあさんは、どんど焼きなどの際に
火の中に投げ込まれては戻りを繰り返しているので、丸みを帯びて小さくなっています。
伊豆高原駅へ向かいます。
伊豆高原駅に到着!案内人の皆さん、ありがとうございました。
駅前にある御神木ヤマモモ。ヤマモモの神霊:意富加牟豆美命(おおかむづみのみこと)
伊豆高原では、よく見かけるヤマモモ。
その実は、ビタミンK・D、リンやクエン酸を多く含みジャムになるほか
ヤマモモドリンクとして駅でも販売されています。
今日の行程表です。
初めて参加したのですが、10kmって聞くとすごい距離のように感じますが歩けるものですね。
ただ、見学場所以外は立ち止まることができないので、皆さんの邪魔にならないよう
歩きながら写真を撮るのが結構大変でした。
次回のイベントは、2/24(日)に開催予定。
シリーズ4 伊豆高原から大川間を歩く、8kmの健脚向きのコースになります。